NGT48

AKB48SKE48NMB48HKT48、に続く国内5つめのグループは新潟にできるそうです。
新グループはNGT48、新潟に新劇場オープン - 音楽ナタリー
個人的にAKB関連どうでもいいんですが、東京・名古屋・大阪・福岡の次が新潟、というのはちょっと気になったので少し。
 
普通に考えて、関東・中部・関西・福岡ときたら次は五大都市圏最後の札幌という予想が立つのは当然だったと思います。
で、どうも北海道か沖縄か、という予想は事前にあったらしい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150125-00000315-oric-ent
 
五大都市圏が文化的にも中心的役割を果たしているのは事実としてあると思います。
例えば、全国チェーンのライブハウスZEPPは閉鎖移転等の紆余曲折を経ながら、結局札幌、東京お台場に2つ、名古屋、大阪難波、福岡の5都市6ヶ所に落ち着いています。ドームツアーも札幌ドーム、東京ドーム、ナゴヤドーム、京セラドーム大阪、福岡ヤフオク!ドームで行われるのが一般的。
地政学的・人口の分布的にもこれが一番バランスの取れた形なんでしょうね。
 
で、新潟です。
2005年、平成の大合併にて人口80万人を突破。結果、2007年に日本海側としては初の政令指定都市に移行しています。
安土桃山の頃から海運の重要拠点として栄え、江戸中期からは天領となり、そして明治に入ると開港五港の1つとして貿易の拠点となる。中世以降では比較的重要な拠点として発展してきているのは事実ですし、日本海側最大の都市であることもまた事実。J1唯一の日本海側のチームもありますし(山形は確かに日本海側の県だけど、ホームタウンは完全に内陸)
しかしながら、都市圏人口としてはたかだか100万ちょっと。大合併で新潟に吸収された以外の地域が弱すぎるため、周辺からの集客は見込めるとはとても言えない状況・・・
よくこんな決断したなぁ、と思います。
 
では、なぜ新潟で、ということになったのか。
予想ですが、大きくわけると2つの理由になると思います。
1つは目AKBの運営は地方で失敗しても痛くない、ということ。
2つ目は新潟地域からの強い要望があったこと、です。
 
まず1つ目。
AKBグループ、直営なのはAKB、SKE、HKTで、NMBに関してはパチンコメーカーの京楽産業と吉本の共同出資会社による運営となっています。
もともとSKEも京楽が出資していたみたいですが、AKB本体に京楽が出資することでSKEへの直接的な関わりは表面上はなくなった模様。
ということで、地元企業に運営を任せて本体側からはプロデュースのみ、というやり方はこれまでもやってきている。
この方法であれば仮にうまく行かなかったとしても、本体側としては特に痛手はない・・ということでしょう。
 
で、2つ目。
新潟ですが、開業が迫った北陸新幹線により、日本海側でのこれまでの中心的役割を終えようとしています。
これまでは北陸4県として、独自の経済圏を形作ってきた北陸の経済圏でしたが、北陸新幹線が開通することにより金沢や富山から東京へのアクセスが改善し、その形が大きく変わるのはほぼ間違いないと予想されます。
その中で、一番割を食う形になるのが北陸新幹線が通らない新潟。北陸での地位が地盤沈下するのはほぼ確実な情勢で、地元としてもその状況に危機感を持っているのはこれまでも伝えられていたところではあります。
観光産業としては確実に金沢に遅れを取ることになる中で、どう対抗するか・・・で目を付けたのがAKBだった、というところでしょうか。
AKB 新潟を選択した理由「AKBの文化を広めたい」― スポニチ Sponichi Annex 芸能

ディベロッパーから「AKBの文化を広めたい」とのオファーがあり、運営側と昨年12月から検討を始めた。

ディベロッパーがどこの企業かはわかりませんが、横浜DeNAベイスターズの新潟移転の際に名前の出てきた企業は有る程度絡んでるんじゃないかなぁ、と予想してます。