名古屋市内にサッカー専用スタジアム構想。建設予定地を勝手に予想してみた。

J1名古屋グランパスが、名古屋市内に3万人規模のスタジアムを新設する構想がある、と報道されています。
名古屋が3万人規模新スタジアム構想 - J1ニュース : nikkansports.com
名古屋の本拠地は瑞穂陸上競技場豊田スタジアムのダブルフランチャイズとなっていますが、瑞穂はJ1の基準を満たしていない、豊田は名古屋駅から1時間以上かかる立地ということでどうも中途半端な状態になっています。
ということで、どこにできるのか?少し予想をしてみました。

予想の条件

交通の便は、最寄り駅まで名古屋駅から30分以内、最寄り駅から徒歩15分以内とします。
参考として瑞穂の場合、名古屋駅から瑞穂運動場西駅まで約20分、瑞穂運動場東駅まで約30分。西駅から競技場まで徒歩15分程度、東駅から競技場まで徒歩5分程度。
競技場のサイズは、3万人規模とのことなので瑞穂と同等程度?瑞穂がGoogleマップで計測すると、233mx177mだったので、この程度が入る土地が最低ライン。

1. 瑞穂を改築もしくは建て替え


結局これが一番現実的なのではないか、と思います。
立地的にも悪くないですし、鉄道アクセスも2路線からのアクセスが可能というのは結構大きいです。
ただ、あくまで名古屋市の施設のため、新スタジアムは名古屋市の施設となります。となると、建設費の問題も出てきますし、色々と問題が。
また、愛知県内唯一の第1種公認陸上競技場のため、建て替えとなった場合の陸上競技会の代替開催地についても議論が必要です。と思ったんだけど、今名古屋国際女子マラソンもないし、県大会レベルだけだったらしばらく豊田市運動公園あたりで開催とかでもいいのか。2016年に予定されている第100回日本陸上競技選手権大会ぐらいですかね、大きいイベントは。
瑞穂公園陸上競技場「第100回日本陸上競技選手権大会」開催決定! | パロマ瑞穂スポーツパーク

2. イオンモール名古屋みなと (旧ベイシティ)


これまでも閑古鳥が鳴いてるだの言われていたベイシティですが、わずか3キロ西にイオンモール名古屋茶屋がオープンしたことで拍車がかかりそうです。熱田や大高のイオンモールとも立地的に競合しますし、2016年には名駅徒歩圏内にもイオンモールが・・・
ということで、イオンモール名古屋みなとはイオンモール名古屋茶屋へ吸収する形で閉店、その跡地にスタジアム、というのはどうでしょうか。
併設のTOHOシネマズの方もガラガラと聞くので、こっちの土地にMaxValuと飲食店によるイオンタウンを作るのもありかも知れません。
交通の便はあおなみ線名古屋駅から直通15分の荒子川公園駅の目の前。自動車でも名四国道からすぐと良好です。

3. 南大高


イオンモール大高や南大高駅によりここ数年で一気に都市化した南大高地区。
もともと豊田スタジアムは大高緑地公園にスタジアムを作る計画が頓挫したことから持ち上がったわけなんですが、現状の南大高なら別に反対もなさそうじゃない?と思います。
場所としては水主池公園。名古屋市としても公園整備は一応検討課題に入ってる模様で、スタジアムと一体的な都市公園として整備すればいいんじゃないかな。
周囲を高速や線路に囲まれてるので、騒音の心配もなし。
該当の敷地内には名古屋グランドボウルと白雲閣という建物があります。グランドボウル的には大規模集客施設が近くに出来た方が集客に有利になるので、敷地内での移転等であれば簡単に話し付けられるでしょう。白雲閣もそもそも他の土地から移設してきた建物なので、移動させる分には問題なしかな、と思います。
【愛知】半世紀前に移築、合掌造りの民家初公開へ 名古屋・緑区 | 中日旅行ナビ ぶらっ人
交通の便は名古屋駅からJR東海道線で約15分の南大高駅から徒歩15分程度。交通の便は知多半島道路名四国道名古屋高速の大高ICからすぐという至便さです。

4. 名古屋市港サッカー場の建て替え


わかしゃち国体のサッカー場として建設された、稲永公園内にあるサッカー場
J1ライセンスを満たそうとすると増改築でも建て替えでもさほど建設費は変わらない気もします。
こちらもあくまで名古屋市の施設ですが、サッカー専用施設ではあるので瑞穂よりは話しは進みやすいかも。
ただ、ラムサール条約の対象になる藤前干潟への影響を考えると難しいところはあるかもしれません。
交通の便はあおなみ線名古屋駅から直通20分の野跡駅から徒歩10分程度。

5. 金城ふ頭

リニア鉄道館レゴランド、ポートメッセと集客施設が集中することになる金城ふ頭。
まだ土地余ってない?と思ったんですが、やっぱり無理でした。
商業施設(その2) : レゴランドジャパンを追いかけるブログ
立体駐車場ができるファニチャードームは南に移転オープンとのこと。
物流拠点としての機能も維持する方針のため、名港トリトンより北側の開発も難しそうだし、これ以上岸壁側は入管の規制があるので無理。ということで、金城ふ頭はなさそうです。

6. 庄内緑地公園


庄内緑地公園内の陸上競技場をベースに新築。
もともと陸上競技場があることから大高緑地ほどは反対が起こりにくい気はします。
交通としては市営地下鉄鶴舞線庄内緑地公園駅、名鉄犬山線中小田井駅から徒歩。

7. 大高緑地公園


もともと大反対で頓挫した大高緑地にサッカースタジアム計画ですが、そもそも10万人規模のスタジアムという計画に無理があったとも考えられます。3万人規模なら話しは違うかも?まあ1回頓挫してる場所なのでないでしょうが。
交通はJR南大高駅、名鉄左京山駅から。

8 レンゴー名古屋工場跡地


どこか郊外へ撤退した、もしくはする計画のある工場で、跡地利用が決まってないところないかなぁ、と探していたらありました。
レンゴー/名古屋工場跡の土地、建物を96億円で譲渡 | LNEWS
サイズ的には若干狭めですが、なんとかギリギリ建設できそうなサイズ。
サイドはホームセンターとコカコーラの工場、南が西濃運輸の配送センターで、北側の市営住宅への配慮さえ出来れば可能かと。
ただ、そのさらに西に集合住宅があるので、騒音対策は必要になってきそうです。
ナゴヤドームにも近いので、そこら辺の相乗効果もありそうですね。
交通は市営地下鉄名城線ゆとりーとライン砂田橋駅から徒歩10分、同じく名城線茶屋ヶ坂駅から徒歩5分です。
 
 
またもう少し調べてまとめるかも。