radikoアプリ

iTunes Storeradiko公式アプリがリリースされてますよ(←iTunes開きます)。
規制強化でiPhoneアプリからradikoが聞けなくなったのが4月7日。1ヶ月で公式アプリをリリースというのは非常に早い対応といえます。
これは恐らく水面下では既に準備が進んでいたということと、さらにラジオ業界のradikoへの本気度の現れとも言えるでしょう。
 
今回のradikoアプリ。
確かにエリア外での視聴は規制されますが、これは現状仕方のないこと。ラジオのネット配信については、一気に変化することを求めるのではなく、少しずつでも変わっていくことを見守るのが大事なのではないかと思います。
しかし一方で今回画期的だったのが、バックグラウンド再生出来るという点。
これまで、iPhoneではマルチタスクが一部のアプリを除いてできませんでした。
この一部のアプリというのがミソ。iPodSafari、メール、SMS、電話あたりのプリインストールされてるアプリはバックグラウンドで動くんですね。
で、そこに目をつけたradikoは・・・m3uという拡張子のファイルをSafariで開かせることでバックグラウンド再生させることにしたんですね。
m3uというのは、mp3やwmaといったメディアファイルのプレイリストを記述しておくテキストファイルでして、これはSafariも対応してるファイル形式。
Safariでm3aに記述したライブストリーミングを再生させることでバックグラウンドでの再生が可能・・・と言うことになります。
ファイル名はどうもランダムっぽい。ワンタイムのURLなんでしょうね。
もちろんメディア再生中ですのでSafariは使えませんw
でもEchofonなんかはでTwitterやりながら、というのには十分使えそうな模様です。
 
ただ、ひとつ問題が・・・
困ったことに位置情報精度が低いといつまでも「緯度経度情報を取得中」から立ち上がらないんですね。
iPhoneの位置情報って何段階かに別れていて(マップ見るとわかりやすいんですが、青いポイントがひとつだけの時が一番精度が高い。その周りに円が出来てるときは精度が低い)どうもしっかりと位置特定できていないと、その後のエリア判定に移れない仕様になってる模様。
これじゃあ、地下や建物の中では使えませんね。
Wi-FIだけでも聞けてるということですので、恐らく基地局情報は使用していないんじゃないかな?と思われます。
逆に昨年からリリースされているTokyo FMアプリはこの辺うまくやってた印象があります。こちらは基地局情報ベースでやっていたんじゃないかな?
個人的にはエリア判定にはそこまで詳細な位置情報は必要ないと思うので、ぜひここの改善だけは早急にしていただきたいところです。