FURUSATO / ゆず ☆☆☆

前作Wonderful Worldから約1年半を経てリリースされたアルバム。
プロデューサーにはデビュー当時からの寺岡呼人、前作Wonderful Worldからの蔦谷好位置、そして新たに島健武部聡志が加わっている。ストリングスアレンジは弦一徹
シングル曲、タイアップ曲が多く、新曲が少ない印象。
聴いてみた感想としては、やはりシングル曲が多い。新曲が少ないということにはそれほど抵抗はないのだが、アレンジの厚いシングル曲が並んでしまうとどうしても聴き疲れてしまう。メインディッシュばかりで胃もたれしてしまうカンジ。これまでゆずのアルバムはそこのバランスはよくとれていたと思っていたのだが、今回は少し残念。
蔦谷サウンドはゆずに新しい音を持ち込んでくれたとは思っているんだけど、やはりこちらも全体的なバランスがよくないと感じた。
楽曲としては島健プロデュースの「二つの言葉」が今までにない印象でよかった。「みらい」は秀逸。「ゼンマイ」は鈴木英哉村田陽一といった豪華なメンバーに支えられた大作。
全体として通して聴くには少し重すぎるが、1曲1曲を吟味するにはいいかもしれない。

FURUSATO
FURUSATO
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ゆず
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